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2005年07月04日

ディープ・インパクト

「衝突しましたね」・・・といって何のことか分からない人の為に簡単に書くと、NASAの探査計画の一つで、観測衛星から衝突体(インパクター)を彗星に対し打ち込み、実験データを得ようとする、かつてない計画が行われました。アメリカ独立記念日に合わせて、今日4日に計画は実行され、衝突に成功しました。タイトルの「ディープ・インパクト」とはこの計画の名前。元々彗星の衝突を題材にしたアメリカ映画から採った名前で、最近日本で話題の競走馬のことではありません(笑)。まあ、どっちも衝撃的ですが。

「ディープ・インパクト」計画の目的は二つ。一つは46億年前に出来たと思われる彗星内部成分を観測するため。二つ目は将来的に地球に衝突するかもしれない彗星の進路変更の可能性を探るため、だそうです。

彗星内部の観測はこれまで表面的な観測(着地して調べるとか)とは考え方を逆転した積極的なもの。衝突させてその内部から噴出する成分を分析し、星の誕生の秘密に迫るというのだから面白いですね。おそらく観測衛星はすぐ彗星から離れるのでしょうから、どこまで詳細に観測出来たか・・・これからの分析で明らかになっていくでしょう。

彗星の進路変更はかなり将来的な話。いまは地球に衝突しそうな天体を調べるために全世界的に監視網がひかれているそうです。同じアメリカ映画でブルース・ウィルスが出演した「アルマゲドン」みたいな事態を回避しようというもの。衝突体(インパクター)で進路を逸らすか、彗星を破壊するか・・・将来そんな必要が出てくる可能性は否定できないところです。

国立天文台
http://www.nao.ac.jp/

投稿者 hyakute : 2005年07月04日 22:50

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