2006年1月22日
F11のライブ撮影使用感
ニコンが2機種を除きフィルムカメラから撤退するニュースに続き、コニカミノルタが3月末にデジタルカメラ(以下、デジカメ)から完全に撤退することになりました。ニコンは今後デジカメに絞って製品開発をしていくそうです。いずれも、デジカメ(市場・技術)の急成長やフィルムからデジタルへのユーザー移行、その中での競争の厳しさが関係しています。
デジカメと言えば、自分のサイトを作り出してからは必須アイテムとなっています。何度か書いていますが、サイト制作前の機種を含めると現在は3台目で、富士フイルムのFinePix F11です(1台目は三洋の何か(忘れました・・・汗)、2台目はCanon PowerShotA40)。いずれも安いコンパクトデジカメ(F11除く)でデジタル一眼レフタイプとはまったく無縁です。
F11を昨年の10月末から使用し始めて3ヵ月経ちましたので、使ってみて気づいた点を簡単に書いていきます。私の場合、基本的にはライブで撮影が主眼なので、それに絞った内容となります。特にF11を購入した動機自体「ライブで使えるか(使えそうか)」がメインなので、他の撮影状況とは異なることを予めご了承下さい。なお、フラッシュを使用しないことが前提条件。デジカメ撮影に興味がない方は読み飛ばして下さい〜(前置き長すぎ・・・笑)。
まず、ブレ(手ブレ・被写体ブレ)とノイズの問題点。
やはり撮影環境が暗いので厳しいというのが実感です。以前と比べブレない写真は撮れますが、そうするにはISO感度(以下、ISO)を上げないといけません(あるいはAUTOで1600)。ご存じのようにISOが上がると明るい写真が撮れますが、当然ノイズが発生します。ノイズに強いという触れ込みのF11ですが、1600になるとさすがにノイズがかなり目立つようになり、お世辞にも綺麗な写真とは言えません。ISO感度を低めに設定すると、写真が真っ暗になります。フォトレタッチソフトで修正すれば、スポットライトの強く当たる部分に限りある程度は見えますが、通常照明の背景(それに演奏者)が真っ暗なままになりライブの感じが出ないので×。私がお店内を自由に動き回れるわけではないので、歌手の人を大きく撮りたくてズームにすることも多いのですが、これも、手ブレ率が大きくなる要素です。しかも、F11のズームは光学3倍なので、いまいち被写体に寄り切れないというのが実感。もちろん、デジタルズームなら被写体が大きくなりますが、レンズを動かさず画像を拡大して大きく見せているだけなので、画質は荒くなります。なもので基本的に使いたくありません。
ちなみに右の写真は、先週ウナ・カンツォーネで花木さんを撮影したモノ。ブレていませんが、全体的に極端なアンダーになっていて、暗い部分にはノイズがかなり多い(色調と明るさのみ修正)。これはこれでそんなに悪くないとは思うのですが・・・。
写真データ
[F値5・シャッター速度1/4秒・ISO200・測光スポット]
次ぎにフォーカスの遅さ。
明るいところでは問題ないフォーカスも、暗いライブハウスなどのお店では話が別。なかなかフォーカスが合わないので(2秒前後?)、撮影タイミングを逃します。シャッターボタンを半押し(フォーカスを合わせている状態)したまま、撮影タイミングをずっと待ち続けるのもあまり現実的ではありません。もちろん、フォーカスが合わないまま強引にシャッターを押すとボケた写真の出来上がり。
最後に音。
広いお店の場合やまわりに他のお客さんがいなければ気になりませんが、いつもそういった状況ではありません。逆に自分のすぐ側にお客さんがいる方が多いでしょう。シャッター音については、設定でOFFに出来ますが(厳密には無音ではないが、まず問題ないレベル)、起動時のレンズが伸びる音とフォーカスの2つがそれなりに聞こえるかも知れません。もちろん、その時の曲の種類やタイミングで大丈夫な場合もあるのですが、しっとりしたバラードなどでは多少気になります。
以上が現在気になっている点です。多分、”フラッシュ未使用”という前提条件を変えずに改善するにはデジタル一眼レフしかないのかな、と思っています。今更かも知れませんが、最近しみじみと思うのは「良い写真が撮りたい」という思いと「お店で音楽を聴く」というのは両立がしない、ということです。あみさんのライブでよくお会いする女性プロカメラマンの方は以前「撮影時は音楽が全く耳に入っていない」と言っていました。私はあくまで写真の素人なので合致はしませんが、それでも”音楽を楽しみながら撮影”は贅沢な望みなんでしょうね。はあ・・・。
投稿者 hyakute : 2006年1月22日 13:46
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