Report

Title / バルバラを唄う五人の男女

Date / 2003年3月3日

LiveSpot / 内幸町ホール

3/3(月)に内幸町ホールで行われたコンサート『〜千葉美月訳詞コンサートvol.2〜「バルバラを唄う五人の男女」』のレポートをさっそくしてみます。基本的に花木さん中心で進めますで、他の歌手のファンの方はどうかご容赦を!私の勘違いなど出てくるかもしれません。その際はご指摘していただけると有難いです。

そもそもバルバラという人はパリ生まれの歌手兼作詞・作曲家。生涯250曲余を創ったというスゴイ人で、1997年に病死されました。
千葉美月さんは「バルバラ」という名のシャンソニエのマダムであり、バルバラの訳詞も数多くされています。今回のコンサートはその訳詞を次代を担うシャンソン歌手が歌う内容となっています。

場所は新橋駅から程近い「内幸町ホール」。開演は19:00からです。
この日は仕事が休みで楽々間に合うはずでした。ところが、なんだかんだしているうちに始まる1時間前に家を出ることになりました。新橋駅に着いたのは15分前!電車の中でカバンに入っているはずの地図がなく結構焦っていました。幸い出る前に場所をインターネットの地図で確認していたので、記憶を辿りながらなんとか10分前に会場に到着しました(途中でタクシーにぶつかりそうになりましたが・・・笑)。
内幸町ホール(地下なので外観はなし)はとてもきれいで、座席も人の頭が気にならず良かったです。お客さんの入りは90%強といった感じで、コンサートの構成は一部と二部に分かれていました。

まず一部で花木さんは「自殺願望患者」「怒り」「ジュ・テーム」を歌いました。どちらも私はシャンソニエ(コンサートでも)で聴いたことがありません。
花木さんは紫のドレスにコートを羽織った姿で現れました。
「自殺願望患者」は生きたい願望と死にたい願望がせめぎ合う心の病を持った人の歌。本当に死が迫ったとき、最後に生きたい願望が心を占める、といった内容でした。ハッと息をひそめるところが花木さんらしいと思いました。
「怒り」は短い歌でしたが、とにかくタンカをきる(?)、歯切れのいい歌でした。
「ジュ・テーム」は如月伶生さんとのデュエットです。花木さんの声の響きが美しく感じられ、情景が浮かぶようでした。大半はハーモニーではなくお互いが語り合うような感じで面白かったです。それにしても、腰より長い髪を持っている如月さんがいきなり短い髪で出てきたのにはびっくりしました。あの長い髪はどこにいったのだろう(笑)?

二部では「マリエンバード」「ひとり」を歌いました。この2曲もやはり私は聴いたことがありませんでした(笑)。
「マリエンバード」で花木さんは肩の出た宮廷風ドレス姿(色は地味め)で出てきました。歌詞はあまり覚えていなくて(っておい!)、とにかく主人公(女性)がもう一度あの人(男性)に会いたい、という歌でした。花木さんが客席に向かって語りかけるように歌っているのを見て「しまった、あの席にすれば良かった!」と思いました。ところでマリエンバードって地名のことかなぁ?
「ひとり」演出もあろう。雰囲気も盛り上がろう。徹底していてその意味では良いのですが、でも花木さんがほとんど見えない(涙)。 顔の上半分と足先だけにライトが当たっていて衣装がなんだかも分かりません。歌はとにかくとっても暗い歌。♪天に召されても私はひとり、土に還っても私はひとり♪・・・なんだか救いのない歌だと思いました。

他の出演歌手さんについても一言(どの方の歌も聴くのは初めてでした)。
中村扶実さん・・・「黒い鷲」で高音がかすれてつらそうでした。風邪だったのでしょうか、とにかくお大事に。黒いストール(?)を黒い翼に見立てて振っているのを見て、思わず「千と千尋の神隠し」の湯婆を思い出しました。
黒川泰子さん・・・安定感があり、聴いていて落ち着けます。「私の仲間たち」がとっても良かったです。
米田まりさん・・・最初に声を聴いたとき、びっくりしました。この声の歌手さんて珍しいと思いましたが、高音は出るし、ブレスも長く実力があると思いました。また、コンサートで歌った歌は難しそうでしたが、うまく雰囲気を出していました。
如月伶生さん・・・あの長い髪はデュエットのとき、どこにいったのだろう(って、しつこい?)

最後に。歌の前にナレーションが入ったり、雰囲気を盛り上げる演出をしていて楽しかったです。